生活習慣病

日頃の生活習慣が原因となって発症する病気の総称が生活習慣病です。具体的には、偏食・過食、常に食事の時間が不規則、慢性的な運動不足、喫煙、多量の飲酒、過剰なストレスなど、日々の生活の乱れがどんどん蓄積していくことで発症するようになります。

日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患や、脳血管疾患・心疾患の危険因子となる動脈硬化症・高血圧症・脂質異常症などがおもな生活習慣病です。

生活習慣病は、一つ一つは軽症でも、いくつもの疾患が重なることが少なくありません。そして重なることによって、各症状がひどくなる、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患に結びつく危険性も高まると言われています。近年では認知症の原因にもなることも分かってきています。

そうした事態を招かないように、生活習慣を改善するための対策を講じていくことが重要です。 基本的にはどの病気であっても、生活習慣の改善、つまり食事療法と運動療法が中心であることは共通しています。忙しい仕事の合間でも生活習慣病のコントロールは充分可能です。必要と判断された場合には、薬物療法も併用します。ご心配な方は、早めにご相談ください。